こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
17の目標、今回は3回目、SDGsの目標3「全ての人に健康と福祉を」についてです。
「全ての人に健康と福祉を」とは、健康的な生活の確保や福祉の推進が目的とされています。
具体的には、世界中の人が分け隔てなく、医療や福祉サービスを受けられる環境にあり、豊かに生活できることなどが考えられます。
生活する地域や貧富の差に関係なく、すべての人が健康で豊かに生活するには?
今回は目標3「すべての人に健康と福祉を」について
①SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に関しての現状
②建設業として取り組めること
③モリエコが取り組んでいること、取り組めること
の3点について書いていきたいと思います。
発展途上国や難民の子どもたちが病気で苦しみ、予防のワクチンを必要としているといった情報は、テレビCMやポスターでも目にする機会がありますね。
なんだか遠い国の話で、私たちが直接関わる事の少ない目標だと感じる方も多いかもしれません。
しかしこの目標は、そのような医療難民に対するものだけではなく、薬物乱用の防止、交通事故の死亡者数減少、タバコ規制などといった、私たちにとっても身近に感じられる目標まで含まれています。
世界では、適切な治療を受ければ健康を取り戻せるはずの病気で日々多くの人が亡くなっています。
そのような病気を防ぐための予防接種を受けられない乳幼児は過去1990 万人にものぼり、そのうち600万人以上の子どもが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。
その約8割は、途上国であるアフリカ諸国、南アジアに住む子どもたちです。
子どもに限らず、WHOが推奨する予防接種を受けられていないために亡くなっている人は年間約150万人にのぼります。
こうした問題を解決するために、誰もが安全に医薬品やワクチンを利用できるよう、先進国のNGO団体をはじめとした支援がSDGsをもとに行われています。
「全ての人に健康と福祉を」という目標の中には、タバコの規制に関するターゲットが設定されています。
タバコは喫煙者に対する有害性だけでなく、受動喫煙や大気汚染など健康に生活する為の環境問題にも影響を及ぼしています。
ある年には、タバコ煙に含まれるPM2.5とそれに付着する発がん物質が主な要因で約420万人ががんや循環器系疾患で死亡しています。
喫煙者を減らし、環境保全を図れば約4分の1の死亡者を減らすことが出来るというデータが出ており、こうした事実からもこの目標の重要性が分かります。
福祉とは、最低限の幸せな生活を送るために社会が援助するサービスのことです。
教育、文化、医療、労働など幅広い分野にわたります。
日本では病院にかかるときに使う「健康保険」も、社会福祉サービスのひとつです。
健康保険は、医療費のうち自分では一部を払い、残りは国民全員が払う保険料でまかなう、という制度です。
日本では国民全員が健康保険に入ります。
そのため、自分が支払う医療費が比較的安くなり、誰もが治療を受けやすくなっています。
途上国では、このような社会福祉サービスがまだまだそろっていません。
貧しい人たちは、病院にお金が払えないからと病気やケガの治療を受けられずにいます。
また、検査や手術の設備がない、薬がない、医者がいない、救急車がないなど、治療を受けるための環境が整っていないことも、これから解決していかなくてはいけません。
日本発で世界に注目されているものに「母子健康手帳」があります。
お母さんが妊娠すると渡される手帳で、妊娠中や生まれてからの成長、予防接種などを記録します。
子どもの健康や発達・成長に関する情報も読むことができ、お母さんと子どもの健康を守るのにとても役立つ手帳です。
自分の母子健康手帳を見返して、元気に成長するためには、どんなことが大切か、予防接種にはどんなものがあるのか確認してみるのもおすすめです。
では建設業として取り組めることは何があるでしょうか。
建物を建てたり修繕したりがメインですが、たくさんの方が過ごしやすい環境を作るのもひとつではないでしょうか?
そこで私が考えた「建設業として取り組めること」は以下です。
・手すりやスロープなどバリアフリー、ストレスフリーな街、建物作り
・労働災害防止のために安全衛生管理の体制を整え、従業員の健康を守る
モリエコでは毎年4月に全従業員(もちろんパート職員も)が会社負担で健康診断を受けています。
また秋初めにはインフルエンザワクチンの予防接種も任意で行っています。
両方とも勤務時間内のため、日にちや時間を気にせずに予定を立てることができています。
モリエコの喫煙率は37.5%でした。
過去に喫煙していたが辞めた人は10%。
辞めようと思ったことがある人が50%いました。
決して低い喫煙率ではありませんが、辞めたいと考えている従業員に対して、何か応援できる方法があればと考えています。
例えば、禁煙外来への通院による治療費の補助や、通院時間に配慮した勤務時間など、通院するハードルを少しでも下げることで禁煙に繋がるのではと思います。
SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」は、誰でも目標の実現のために行動を取ることができます。
例えば、難民、紛争地、途上国の子どもに向けた医療福祉支援の募金は、インターネットでもすぐに行うことができます。
そしてなにより、自分自身がより健康的に生活する意識を持つことも、実現への第一歩に繋がるのではないでしょうか。
食生活や睡眠時間、日々の軽運動など、できることから少しづつ改善していければと思っています。