こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
みなさん日頃の生活でSDGsに取り組めていますか?
以前、身近なところからSDGsを考えられるのでは?という記事で
すすぎ1回の洗濯洗剤を選ぶことで、節水、節電、環境保全にも繋がるということを書きました。
そこで他にも生活をしていてSDGsに繋がることがあるのでは?と探しました。
「もしかしてこれってSDGs? 〜私の身近なSDGs〜」という短い記事〈2〉です。
みなさん『エシカル』という言葉をご存知ですか?
『エシカル』とは、地球環境や社会へ配慮した活動やモノ・考え方を指す言葉です。
エシカル消費やエシカルファッションなどと並んで、今、世界中の企業や消費者が、注目している地球と人や動物に優しいエシカルフードについて調べてみました。
エシカルフードとは、「環境や人、動物などに優しい食品」です。
私たちが食べても、地球や人に負担を与えない食べ物ともいえます。
・フェアトレード
・オーガニック(有機)
・プラントベース
・地産地消
上記の食品が、エシカルフードです。
ヴィーガンフードも、動物福祉の観点からエシカルフードに当てはまります。
生産者は消費者からの要求に答えるため、消費者は自分の要求を満たすために食品を選びます。
そのため、原料の生産者の生活や自然環境、動物に目を向けることはあまりされていませんでした。
しかし、サスティナブルやSDGsが注目されるようになり、食に関するエシカルも考えられるようになりました。
エシカルフードが注目されるようになった大きな理由として、「環境問題」が挙げられます。
環境問題の原因は、過度な工業化にあります。
小麦やとうもろこしなどの大規模農業は、様々な農薬や化学肥料が使われることが多く、熱帯雨林の減少を促進させたり、周囲の自然に多大な影響を与えています。
また牛のゲップに含まれるメタンガスが、地球温暖化の要因の一つとなっているのをご存知ですか?
工業型畜産によって排出される温室効果ガスは、地球上の全交通手段から排出される量と同じというデータもありました。
他にも貧困問題や食品ロス、健康という観点からもエシカルフードに注目が集まっています。
エシカルフードがもたらすメリットは、「(個人の)身体」と「企業」の2種類あります。
エシカルフードは、栄養価の高いオーガニック野菜を中心としたバランスの良い食事です。
そのため、腸内環境を整えたり、肥満や過食の予防にも効果的だと言われています。
企業へのメリットは「消費者や従業員からのイメージアップ」です。
高齢化社会やリモートワークの増加により、健康に気をつける人が増えています。
美容やダイエット、老後の健康などに気を使っている人も多いです。
エシカルフードを取り扱ったり、積極的に取り入れることで、消費者にとってのアピールになります。
また、社員食堂にエシカルフードを取り入れれば、従業員の健康も高めることができます。
「エシカル フード」の意味やメリットを紹介しましたが、どんな食品がエシカルフードなのか分からない方も多いのではないでしょうか?
エシカルフードにあたる食品は様々ですが、その中で取り入れやすいモノを5つご紹介します。
オーガニック野菜とは、自然の力を大切にして生産された野菜で、有機野菜とも呼ばれます。
農薬や化学肥料は、野菜自体に蓄積されたり、生産者の健康や土地に影響を与えると言われています。そのため先進国を中心にオーガニック野菜の人気が高まっています。
日本でも注目されつつありますが、値段の高さなどから躊躇してしまう方も多いようです。
オーガニック野菜は、殺虫剤や化学肥料を使わず育てられているため、大量生産が難しかったり、需要の少なさから一般的な野菜より少し高めです。
しかし、消費者がオーガニック野菜を積極的に購入することで、市場を広げることができます。
牛乳ではない植物性のミルク、それが代替ミルクです。
アニマルウェルフェア(動物愛護)や健康意識の高まりなどの影響で、代替ミルクが注目されるようになってきました。
代替ミルクには、様々な種類があります。
・豆乳
・オーツミルク
・ライスミルク
・ココナッツミルク
・アーモンドミルク
豆乳は日本でも馴染みのある代替ミルクですね!
海外では「ポテトミルク」「エンドウ豆ミルク」などもあるそうです。
味や栄養素は、原料となる素材の味によって異なりますが、どれも特徴的な美味しさがあります。
牛を一頭育てるのに必要な穀物などの餌は10kg、水は22,000L。
畜産業は、環境に大きな負荷をかけていると言われています。
また、世界中で工業型畜産が進んでおり、家畜の放牧地確保や餌用農地のため多くの森林伐採が行われています。
代替肉は、大豆などの豆類を主原料とした植物性のお肉です。
肉の味や食感、風味を再現しており、海外ではKFCが代替肉チキンを販売して話題になりました。
日本でも、スーパーなどで目にすることが増えています。
日本ではまだあまり知られていない「ヴィーガンチーズ」ですが、欧米では多くのスーパーマーケットで陳列されてます。
ヴィーガンチーズは、動物性成分を一切含んでいない代替チーズです。
ノンコレステロール、低カロリーなのでヘルシーな食生活を心がけている人にもおすすめです。
味や香り、舌触りはチーズそのもので、一般的なチーズと見分けがつかない物もあります。
青カビ風など様々なテイストがあるので、料理に使ったりワインのおつまみにしたりと使い方は様々。
乳製品が体質的に合わない方も安心して食べられます。
フェアトレードとは直訳で“公平・公正な貿易”です。
世界には、商品の価格を抑えるために生産者に公正な賃金が払われなかったり、劣悪な労働環境で働貸されているなどの現状があります。
「児童労働」もそのひとつです。
世界全体で児童労働をする子どもたちは1.5億人に上ります。
子どもたちが働く場所の代表的な例としてガーナのカカオ農園があげられます。
この問題から日本でも買いやすいフェアトレードチョコレートの販売をしている会社も増えてきています。
そのひとつにイオンの自社ブランド「トップバリューグリーンアイ」シリーズです。
フェアトレードかつオーガニックのチョコレートを購入することができます。
フェアトレード商品は、カカオや果物、ワインや衣類など様々なものがありますが、コーヒー大きな割合を占めています。
国際フェアトレード認証ラベルは、厳しい基準をクリアした商品に付けられます。
食品を探す際はフェアトレード認証ラベルにもぜひ注目してみてください。
SDGsに取り組むというと難しいですが、私たちもエシカル商品、エシカルフードを購入することでSDGsに貢献できるのではないでしょうか。
地球環境や社会へ配慮した活動によって作られた商品を購入し、少しでもサスティナブル「持続可能」な購買行動を心掛けて行きたいですね。
そこで次回は、「もしかしてこれってSDGs? 〜私の身近なSDGs〜」〈2.5〉と題しまして、実際にエシカルフードを購入し、そのことを記事にしたいと思います。
※実際に探して購入して実食したいと思いますので記事の更新はしばらくお待ちください。