こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
みなさんシロアリ対策ってされていますか?
シロアリは建物に大きなダメージを与えるため、被害を見つけたら早急にシロアリ駆除を行う必要があります。
ですが実際にシロアリの駆除や退治が必要になったら、何をすればいいのでしょうか?
今回は、シロアリに悩んでおられる方はもちろん、予防策を知りたい方におススメのお話です。
※この記事はプロモーションを含みます。
Contents
シロアリは倒木などを食べて分解して土に還す、自然界に欠かせない益虫です。
しかし木材を食べるシロアリの生態は、住宅にダメージを与えてしまうため、人間にとっては害虫だという認識が大きい生き物です。
シロアリとは、白色もしくは黄白色の身体を持った昆虫です。
「シロアリ」という名前がついていますが、実際はハチの仲間であるアリとは別の生き物で、ゴキブリの仲間に分類されます。
見た目は黒アリが白くなった身体に見えますが、黒アリはシロアリを捕食するため、シロアリにとって黒アリは天敵となります。
女王アリを中心に繁殖する黒アリに対し、シロアリは女王と王のペアを中心として繁殖する特徴があります。
コロニーと呼ばれるシロアリの巣(群れ)のようなものがある程度大きくなると「ニンフ」と呼ばれる階級のシロアリが繁殖し、羽アリになって飛び立ち、着地した先で雌雄のペアになって新しいコロニーを作って増殖しています。
建物を構築する木材や断熱材を餌とするため、建物やその付近で繁殖してしまうと建物の寿命に関わってきます。
そのため木造建築の住宅にとって、シロアリは大きな脅威なのです。
シロアリには黒アリとは異なる特徴がいくつかあります。
シロアリの特徴を、黒アリと比較しながら見てみましょう。
黒アリ | シロアリ | |
生物分類 | ハチの仲間 | ゴキブリの仲間 |
触覚 | L字型 | 球体がまっすぐ連なっている |
胴体 | くびれがある | 寸胴 |
羽の大きさ | 後ろの羽が小さめ | 全ての羽が同じ大きさ |
餌の食べ方 | 食べカスなどを運び出して食べる | 住宅の木材や断熱材を食べる |
このように似ているように思われるシロアリと黒アリですが、しっかりと観察してみると、それぞれに異なった特徴があることがわかります。
もしもシロアリの特徴に当てはまる昆虫を周辺で見かけた場合は、建物に被害が出ていないかしっかりと点検しておきましょう。
シロアリにはさまざまな種類がありますが、日本に生息していて建物に被害を与えるシロアリは大きく2つに分類できます。
イエシロアリ | ヤマトシロアリ | |
体長 | 7.5~9.5㎜程度 | 4.5~7.5㎜程度 |
頭の形 | 卵型 | 長方形に近い |
見た目 |
・黄褐色 ・半透明または淡黄色の羽 |
・黒褐色で前胸背板が黄色 ・半透明または淡黒色の羽 |
生息地域 | 中部地方より西の太平洋側 | 北海道を除く日本全土 |
巣の特徴 | 塊状の大きい巣 | 餌場に住み着く |
羽アリの飛翔時期 | 6~7月の夕方 | 4~5月の日中 |
被害に遭いやすい場所 |
・床下や地下 ・側溝 ・屋根裏 |
・水回りの床下 ・朽木や腐った木材 |
シロアリの種類によって、被害に遭いやすい場所が異なるため注意が必要です。
種類を見分けて被害に遭いやすい場所を点検したり罠を仕掛けたりすれば、より高い駆除効果が得られます。
また、近年は外来種のアメリカカンザイシロアリの被害が報告されるようになりました。
アメリカカンザイシロアリは乾いた木を好み、2mm程度の穴を開けて周囲に粒状の糞をします。
こういった状態の木材を発見した場合も、早めの駆除が必要になります。
シロアリが建物にとって危険な存在であることは、何となく知っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、シロアリの具体的な被害について理解していないと、建物が危険にさらされているときに正しい対処ができなくなってしまいます。
そこで、ここからはシロアリの代表的な被害について紹介します。ひとつでも心当たりがあるときは、すぐにでも建物の点検をおススメします。
シロアリは、建物を構成している木材を食べてしまいます。
そのため、床材などを食べられてしまった場合、その部分を踏むと「キシキシ」と音がしたり床が沈んだりしてしまいます。
被害が進行すると、床を踏み抜いてしまうこともあるため注意が必要です。
シロアリは、建物を支える柱や壁などの木材も食べてしまいます。
こういった木材に心当たりのない亀裂が生じている場合、シロアリによる食害に遭っている可能性が高いため気をつけましょう。
亀裂が入っている部分を指でコンコンと叩いて軽い音が響く場合、シロアリに食べられている可能性が高いです。
壁紙や天井に雨漏れや黒ずみ、しみが発生している場合、シロアリに木材を食べられてしまい、建物内部に雨水が侵入している可能性が高いです。
放っておくと木材が腐ったり壁紙が剥がれたりといった二次被害に発展してしまうため、すぐにでも対処する必要があります。
ここまで被害が進行してしまうと、シロアリの駆除だけではなく建物の修繕にも多額の費用がかかってしまいます。
定期的に建物の点検とシロアリ対策を行い、建物に大きな被害が出ないように対策することが大切です。
ほかにも、以下のようなことがあったらシロアリがいるサインかもしれません。
・羽アリを目撃した
・蟻道を発見した
・木の表面に穴が空いていて中が食べられている
・床に木くずやコロコロとしたフンが落ちている
・部屋の隅に羽のようなものが落ちている
もし部屋の中でシロアリを見つけてしまったら……
迷いなく殺虫剤を撒きたくなりますよね。
ですがシロアリに殺虫剤を使うことはできれば避けてください……
理由は殺虫剤の効果は一時的なため、目に見えないシロアリには効果が低いためです。
殺虫剤がかかったシロアリは退治できますが、ほかのシロアリは警戒心を抱き、さまざまな場所へ逃げてしまいます。
その結果、逃げた先で新しく巣を作られてしまい、被害が拡大してしまう恐れがあるのです。
シロアリを駆除するときは、一般的なスプレータイプの殺虫剤はもちろんのこと、くん煙剤タイプの薬剤(バルサン等)も避けることをおススメします。
もし部屋の中でシロアリを見つけたときは、掃除機で吸い込んで通常のゴミと一緒に捨てる退治方法がおすすめです。
シロアリはデリケートな生き物であるため、掃除機で吸われた衝撃で死滅します。
警戒されずにまとめて処理できるため、掃除機による退治は非常に有効です。吸い上げたシロアリは、そのまま可燃ゴミとして処分しましょう。
シロアリを見つけたときは掃除機で吸うことで退治できますが、この方法は一時的な効果しかありません。
理由はシロアリは数千~数万匹のコロニー(群れ)を作っており、目に見えていて退治できる個体はほんのわずかであるためです。
それでは、どのように対処すればシロアリをしっかりと駆除できるのでしょうか。
シロアリの駆除方法には、「ベイト工法」と「バリア工法」の2種類の方法があります。
どちらの薬剤もホームセンターなどで入手可能なので、建物の状況にあった駆除方法を実施しましょう。
シロアリの脱皮を抑制する成分が配合された毒餌を家の周辺に設置し、食べさせることで駆除する方法です。
脱皮しない哺乳類には影響がないため、子どもやペットがいるご家庭でも安心してシロアリ駆除ができます。
駆除方法は、ベイト材が入った容器を基礎から20~30cmほど離れた場所に埋め込み、1~2か月ごとに餌を補充するだけです。
シロアリは餌を巣へ持ち帰るため即効性はありませんが、巣に潜むシロアリまで駆除することができます。
1回の駆除で終わりにするのではなく、継続的に行なうことでしっかりとシロアリを退治することができます。
バリア工法は、薬剤を散布してシロアリを駆除する方法です。
建物や土壌に直接薬剤を散布するため即効性はありますが、薬剤が飛散するため子どもやペットが居るご家庭には向いていません。
まずシロアリの被害箇所にドリルで穴を開け、薬剤を注入します。
その後、木材の表面やシロアリの活動範囲・土壌に薬剤を散布します。
薬剤を吸い込むと非常に危険なので、施工時は十分に気をつけないといけません。
シロアリの被害はさまざまな場所で生じますが、多くの場合、侵入経路は床下です。
そのため、しっかりとシロアリ対策をしたいのであれば、床下に入って侵入経路を遮断する必要があります。
床下に入れるようであれば、蟻道を見つけて念入りに薬剤を散布したうえで侵入経路を塞ぐことが大切です。
シロアリ駆除をするときは準備するものが多く、知識がない人が自分でやるのは時間と労力がかかります。
せっかく費用をかけてシロアリ駆除をしても、効果が得られずに被害が進行してしまう恐れも少なくはありません。
そのため、少しでも不安を感じた場合はプロに依頼することがおすすめです。
では、そもそものシロアリの被害を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
漏水によって建物の中に雨水が侵入してしまうと大切な躯体(柱や壁など)が腐食してしまいます。
柱などの木部が腐ってしまったり、鉄筋が錆びてしまったり、見えない場所でどんどん建物が劣化してしまいます。
木部が腐食すると、「木材腐朽菌(キノコ菌)」が発生してしまいます。
この「木材腐朽菌(キノコ菌)」の大好物(栄養)は木部の強度を維持するセルロース(繊維質)であるため、木部は強度を保てなくなってしまいます。
さらに木部が腐食し良い香りがすると、その香りに誘われて厄介な生物が住み着きます。
それが「シロアリ」です。
この建物を腐食させる「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」が発生するには
①空気
②温度
③木部(セルロース等)
④水分(漏水)
が必要です。
この①~④のうち、どれがかけても「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」は繁殖することができないのですが、①~③をなくすことはできません。
しかし④の「水分(漏水)」は防水工事によって防ぐことができます。
もちろん代表的な原因として、躯体(柱や壁など)の耐震強度の基準が満たされていない、新耐震強度基準(1981年6月1日以前)の建物は揺れによって被害が出る可能性は高くなっています。
震災後に行われた国土交通省の研究機関などの調査によると、倒壊した住宅の大半がシロアリ被害や木腐朽被害などで強度が低下していたことが指摘されています。
シロアリは1階の柱と土台の継ぎ目を集中的に食べるため、本来の耐震性を発揮する土台が崩れてしまい、住宅の耐震性が極端に低下していました。
具体的には「シロアリ被害・腐朽あり」とされた家屋の9割が全壊しているのに対し、「シロアリ被害・腐朽なし」の家屋は2割程度、さらに5割以上の住宅が軽微な被害で済んでいるという衝撃的な事実がわかりました。
地震と防水の関係については、下記リンク先でも詳しくお話しております。
ぜひご覧ください。
では実際、建物の倒壊を防ぐために日頃から何ができるのでしょうか?
明らかに雨漏りしている場合は腐って建物が弱くなってしまう前に早急に対応し工事をすることが大切です。
しかし、見えないところで雨漏りしていて、木部が腐ってしまっていたり、シロアリによる被害が出てしまっていては、いくら住んでいても気付くことができません。
そこでモリエコでは「住まいの検康診断」を実施しております。
建物も身体と同じように健康診断をし「小さな症状」に気付くことが大切です。
一軒家はもちろん、共同住宅や工場、商業施設など幅広く「住まいの検康診断」を行っております。
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人々が安心安全に暮らし、価値のある建物を維持していくためにも、災害対策として、一度建物の防水を見直してみませんか?
「阪神淡路大震災」の悲劇を繰り返さない為に「雨漏り(シロアリ)対策」=「地震対策」であるという認識を強く持ち、モリエコでも多くのお客さまに雨漏り対策、防水工事をしっかりと実施していきたいと思います。
モリエコでは防水工事、塗装工事を始め、シロアリ対策など様々な建物のお困りごとに対応しています。
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