防水工事で建物を地震から守る! 阪神淡路大震災から29年

防水工事で建物を地震から守る! 阪神淡路大震災から29年

こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。

1995年1月17日、午前5時46分。
淡路島北淡町野島断層を震源とするマグニチュード7.3の
阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)が発生しました。

震災当時、私はまだ生まれていませんが、京都市に住んでいる両親から
「すごい地鳴りが聞こえたかと思ったらどーんっと揺れた」
「これは大変なことになった」と思ったと子どもの頃に聞いています。
また震災のことは小学校の教科書にも載っており、甚大な被害が出てしまったことを授業で習う機会がありました。

しかし近畿圏に大きな被害をもたらしたにも関わらず恥ずかしながら詳しく知りません。
実際どんな被害があったのか、どうしてここまでの被害になったのか、そして震災の経験から被害を最小限に防ぐ方法はないのか、考えたいと思います。

※この記事はプロモーションを含みます。

戦後最大の被害の大きさ

淡路島、神戸市、西宮市、芦屋市などは震度7の激しい揺れに見舞われ、近畿圏に大きな被害を出しました。
死者6,434人、重軽傷者者43,792人。全半壊家屋274,181棟。焼失家屋約7,500棟、避難者約35万人。
断水130万世帯。停電260万戸。ガス停止86万世帯。電話不通30万回線。
同時多発火災約290件の大きな被害に見舞われました。

被害が大きくなってしまった理由

阪神淡路大震災で死亡した方の場所を見てみると、86.6%と大半の方が自宅で亡くなられています。

神戸市内の死者の死亡原因では83.3%の方が建物の倒壊や家具の転倒を原因とする「窒息死」や「圧死」「頭部や内臓などの損傷」などでした。

次に多い死因は火事による「焼死」で12.2%。

しかし、この火災をさらに調べてみると、そのほとんどが家の倒壊が原因で火事が起こったり、延焼しやすくなったりし、さらに家の倒壊によって避難できなかったことが、尊い命を奪った理由であることがわかりました。

建物の倒壊による被害

上記をふまえると、亡くなった方の何と98〜99%が、多かれ少なかれ建物の倒壊が原因になっていました。

すなわち建物が倒壊しなければ、これらの方々の多くが亡くならずにすんだといえるのではないでしょうか?

 

さらにこの大震災で亡くなった方の死亡時刻を見てみました。

専門性の高い監察医のデータによれば、現場で亡くなった方々の約92%が地震発生後14分以内、すなわち地震が起きて間もなく、すでに命を失っておられました。

臨床医のデータを加えても14分以内に八割以上が亡くなっています。

大地震で倒壊した建物のほとんどは地震が起きてわずか5〜10秒で倒壊したと言われています。

犠牲者のほとんどが地震発生直後に建物が倒壊し、倒壊後すぐに亡くなっておられたことがわかります。

建物の倒壊や損傷は地震の揺れだけが原因ではない?

もちろん代表的な原因として、躯体(柱や壁など)の耐震強度の基準が満たされていない、新耐震強度基準(1981年6月1日以前)の建物は揺れによって被害が出る可能性は高くなっています。

しかし実は普段の雨や災害レベルの豪雨による漏水が大きな原因になっていました。

漏水によって○○が建物を内部から壊してしまいます

漏水によって建物の中に雨水が侵入してしまうと大切な躯体(柱や壁など)が腐食してしまいます。

柱などの木部が腐ってしまったり、鉄筋が錆びてしまったり、見えない場所でどんどん建物が劣化してしまいます。

木部が腐食すると、「木材腐朽菌(キノコ菌)」が発生してしまいます。

この「木材腐朽菌(キノコ菌)」の大好物(栄養)は木部の強度を維持するセルロース(繊維質)であるため、木部は強度を保てなくなってしまいます。

さらに木部が腐食し良い香りがすると、その香りに誘われて厄介な生物が住み着きます。

それは「シロアリ」です。

シロアリの大好物(栄養)も木部の強度を維持するセルロースであるために木部躯体(柱や壁)の強度はますます保てなくなります。

どうして地震によってひび割れや、崩落・倒壊が起きてしまうの?

震災後に行われた国土交通省の研究機関などの調査によると、倒壊した住宅の大半がシロアリ被害や木腐朽被害などで強度が低下していたことが指摘されています。

シロアリは1階の柱と土台の継ぎ目を集中的に食べるため、本来の耐震性を発揮する土台が崩れてしまい、住宅の耐震性が極端に低下していました。

具体的には「シロアリ被害・腐朽あり」とされた家屋の9割が全壊しているのに対し、「シロアリ被害・腐朽なし」の家屋は2割程度、さらに5割以上の住宅が軽微な被害で済んでいるという衝撃的な事実がわかりました。

「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」が発生してしまう条件は?

この建物を腐食させる「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」が発生するには

①空気

②温度

③木部(セルロース等)

④水分(漏水)

が必要です。

この①~④のうち、どれがかけても「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」は繁殖することができないのですが、①~③をなくすことはできません。

しかし④の「水分(漏水)」は防水工事によって防ぐことができます。

防水工事で地震から建物を守る

では実際、建物の倒壊を防ぐために日頃から何ができるのでしょうか?

明らかに雨漏りしている場合は腐って建物が弱くなってしまう前に早急に対応し工事をすることが大切です。

しかし、見えないところで雨漏りしていて、木部が腐ってしまっていたり、シロアリによる被害が出てしまっていては、いくら住んでいても気付くことができません。

そこでモリエコでは「住まいの検康診断」を実施しております。

建物も身体と同じように健康診断をし「小さな症状」に気付くことが大切です。

一軒家はもちろん、共同住宅や工場、商業施設など幅広く「住まいの検康診断」を行っております。

下記リンク先で詳しくお話しております。

ぜひご覧ください。

阪神淡路大震災を教訓に

いつ発生するかわからない大地震。

人々が安心安全に暮らし、価値のある建物を維持していくためにも、災害対策として、一度建物の防水を見直してみませんか?

「阪神淡路大震災」の悲劇を繰り返さない為に「雨漏り(シロアリ)対策」=「地震対策」であるという認識を強く持ち、モリエコでも多くのお客さまに雨漏り対策、防水工事をしっかりと実施していきたいと思います。

モリエコでは防水工事、塗装工事を始め、シロアリ対策など様々な建物のお困りごとに対応しています。

公式LINEによるお問い合わせもおこなっております。

どんなお困りごともご相談ください。

 

震災で亡くなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げます

ことり

株式会社モリエコ

ことり

ぴーちくぱーちくお喋り大好き。
モリエコで産休、育休を取得し事務員として奮闘中。

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