こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
17の目標、今回は8回目、SDGsの目標8「働きがいも 経済成長も」についてです。
「働きがいも 経済成長も」の目標は私たちにもとても深い関わりのある目標です。
環境を守り、持続可能な経済成長を進め、すべての人が働きがいと十分な収入のある仕事に就くには?
今回は目標8「働きがいも 経済成長も」について
①SDGs目標8「働きがいも 経済成長も」に関しての現状
②建設業として取り組めること
③モリエコが取り組んでいること、取り組めること
の3点について書いていきたいと思います。
世界には働きたいと思っているのに仕事がない失業者が約2.1億人います。
そして仕事があっても5人に1人は十分な収入を得ることができず、貧困から抜け出すことができずにいます。
また労働時間や労働条件が厳しい環境で働かなくてはいけない人も多くいます。
これからの時代は、大量生産・大量消費をやめ、経済の発展と環境を守ることを両立させることが大切です。
持続可能な経済成長の仕組みづくりはSDGsの大きな目標です。
ディーセント・ワークとは働きがいのある人間らしい仕事、働く人のあらゆる権利が守られ、生活が安定する仕事のことをいいます。
貧富の格差が拡大しているといわれる今、すべての人が幸せに暮らすためには、ディーセント・ワークをどうやって実現していくのか考えていかなくてはいけません。
日本では、ほとんどの子どもが義務教育の小学校、中学校を卒業後も高校に進学し、大学・短大進学率も60%近くに達するなど、世界でも有数の高学歴社会です。
しかし、世界では学校で勉強したくても、いろいろな理由で働かないといけない子どもたちがたくさんいます。
5~17歳の働く子どもの数は約1億6,000万人いるといわれています。
世界の子どもの10人に1人が学校で教育を受けることなく働いています。
児童労働をする子どもは安い賃金で働く条件も悪い環境にいることがほとんどです。
教育を受けないまま大人になることで貧しさから抜け出せない、病気や怪我をしても治療を受けられない、正規の仕事に就けないので不安定な仕事をせざるを得ず、結果的に犯罪に走りやすいなど、さまざまな問題にも繋がります。
児童労働とは15歳未満の義務教育を受けるべき年齢の子どもが、教育を受けずに大人と同じように働くことです。
また18歳未満の子どもが危険で害のある労働をすることです。(保護具をつけずに農薬の散布や児童兵士など)
児童労働は「生活のために働かなくてはならない」という理由のほかに、「学校に行く意味がない」、「女子は教育を受ける必要がない」という親や、周囲の考え、国や地域によっては宗教上の理由で、一定以上の教育を受けることを禁止することもあります。
世界では若い世代の失業率が問題となっています。
2020年の若者の失業率は15.2%。
働くことを諦めて「ニート」となる若者も増えています。
安定した収入を得たり、安定した仕事についたりするチャンスが減ることは、若い人たちが未来への希望を失い、社会に不満を持つことに繋がってしまいます。
地球の未来をつくる若者が、満足できる働き方ができることは、持続可能な社会づくりに繋がるのではないでしょうか?
人々が生活する建物を守る建設業の「経済成長」・「働きがい」はとても大切な基盤になると思います。
そこで私が考えた「建設業として取り組めること」は以下です。
・働きやすい環境づくり
働きがいのある会社を目指し、有給消化の推進や、男性・女性どちらも産休・育休の取得推進・時短勤務の充実
・スキルアップに繋がる教育環境
新入社員研修から施工方法別研修など幅広い研修の実施。
施工方法にあった資格取得の推進
・工事材料の適切な金額・場所からの購入
児童労働や安い賃金で働かせている会社からの材料購入ではなくフェアトレード商品を購入する
「働きがいも 経済成長も」の目標は、モリエコでは社内の働き方改革にあたると考えています。
「建設業=3K」や「建設業=男性」といったイメージを払拭し、誰もが生き生きと働ける会社を目指しています。
モリエコでは、新人社員研修を行い、初めて防水工事・塗装工事に取り組む社員にも一から丁寧に伝えています。
また工事場所に適した施工ができるように、施工方法の資格取得を推進しています。
2022年には新たに5人が防水工事・外壁工事に有用な資格(フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・有機溶剤業務従事者教育・石綿取扱作業従事者特別教育など)を取得しました。
ほかにも有給消化の推進や産休・育休の取得推進・時短勤務制度の充実などワークバランスの向上をはかっています。
近年(2020年~)では、産休を1名、育休を3名、時短勤務を1名が制度を利用しています。
SDGs 目標8「働きがいも 経済成長も」は私たちにできることは多いのではないでしょうか?
少なくとも日頃の買い物では児童労働や安い賃金で働かせている会社の商品を購入しないなど、フェアトレード商品を選ぶことはできます。
またAIやロボットが導入され、ますますテクノロジーが進歩することで、働き方は大きく変化していくと思います。
「働き方改革」、言葉だけでなく仕事とプライベートの両方が充実したバランスの良い人生を送るにはどんな働き方がいいのか、一度考えてみるのもいいかもしれません。
モリエコでも「働きがい」をもって「働きやすい環境」で社員が働けるようにするためにも現状の問題を知り、できることから始めていきたいと思います。