こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
今回は4月に工事をさせて頂いた、バルコニーの防水工事の施工事例です。
・大阪府門真市
・住宅街
・2階バルコニー6.19㎡
3階バルコニー6.19㎡
バルコニーと外壁の取合い付近から雨漏れしていました。
雨漏れしている場所から考えて、原因はバルコニーと外壁の両方の可能性が高いと診断させて頂きました。
理由は、建物が建ってから約30年近く経っていて一度も外壁改修工事をしたことが無いとの事でした。
そのためバルコニーも外壁も大きなひび割れが多数ありました。
通常であれば両工事をお勧めしているのですが、予算のご都合もあるので段階的に施工をすることを提案させて頂きました。
初めに足場が必要でない「バルコニー防水工事」から提案させて頂きました。
また今回はウレタン防水工事が適していると判断し提案させて頂きました。
隅々まで調査し、バルコニーの防水改修工事をした方が良いだろうと判断した工事内容は3点です。
①各バルコニーの防水
②排水口の新設
③コーキング工事 (防水補強処理)
①ケレン、掃除
②下地調整工事(カチオンフィラー塗布)
③排水口新設工事
④入隅部・目地部コーキング工事(防水補強処理)
⑤ウレタン防水工事(全体メッシュ貼付)
たくさんの施工方法がある中で、施工場所にあった施工方法を
選ぶことは安全性や耐久性を高める為にとても大切なことです。
防水工事は施工する場所や下地の状態で防水効果や耐久性が大きく変わります。
今回の施工する場所はバルコニーで下地はモルタルでした。
通常バルコニーの防水は塗膜系の防水を施工することが多く、近年新築木造の物件はFRP防水が9割近いです。
FRP防水は防水層の強度が高く安定した工法ですが、接着性が弱いために下地がモルタルの場合は剥がれや浮きが発生する事があります。
今回のバルコニーは下地がモルタルなのと、ひび割れも多数発生していた為、密着性の高いウレタン防水工事を提案させて頂きました。
また、ひび割れを防ぐために、防水層の中にメッシュ材を入れて耐えられる仕様にしました。
外壁工事や防水工事で最も大切なのは、防水機能の維持です。
外壁は地震や建物の沈下により、ひび割れしてしまい、剥離や隙間ができます。
この症状が出てしまうと漏水し躯体や柱など建物自体の劣化に繋がってしまいます。
表層の防水処理にばかり目がいきがちですが、このコーキングを上手に使って内部から防水能力を向上させることがとても大切です。
実際、このコーキング補強にて大きく破損しても漏水が起きなかった物件が多数あります。
職人さんのテクニックや配慮が感じられるポイントですね。
今回のバルコニーもウレタン防水をする前に入隅と目地のコーキング補強をさせて頂きました。
モリエコは防水工事をはじめ、外壁塗装や屋上清掃、内装工事など建物のメンテナンスや点検を行っています。
どんなお困りごともお気軽にご相談ください。