こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
毎年、8月は「食の安全月間」と厚生労働省が定めているのをご存じですか?
気温が高くなる夏は、毎年、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌、ぶどう球菌といった細菌による食中毒が多く発生しています。
そこで今回は「食中毒」を発生させないためにできることについてお話したいと思います。
みなさん食中毒の発生を防ぐための3原則をご存じでしょうか?
細菌性食中毒を防ぐためには、
①細菌を食べ物に「つけない」
②食べ物に付着した細菌を「増やさない」
③食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
という3原則を厚生労働省が発表しています。
そこで、詳しい内容をまとめてみました。
・冷蔵庫に保存する肉や魚等はビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。
・調理前には、しっかりと手洗いを行いましょう。
・調理中に生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
・盛り付け時には、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
・生の肉・魚・卵を取り扱った後、トイレに行った後、鼻をかんだ後などにも手洗いを行いましょう。
・冷蔵・冷凍の必要な食品は、購入して持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下となるよう、特に冷蔵庫は詰めすぎに注意しましょう。(目安は7割程度)
・温かく食べる料理は温かく(65℃以上)、冷やして食べる料理は冷たく(10℃以下)して、室温に長く放置するのはやめましょう。
・加熱調理する食品は中心部まで十分に加熱しましょう。目安は、中心部の温度が75℃で1分間以上の加熱です。
・調理器具は、使った後すぐに洗剤と流水でよく洗い、次亜塩素酸ナトリウム(台所用漂白剤)や熱湯で消毒を行いましょう。
夏場に多く食中毒が発生してしまう理由は、「食中毒菌」が増殖するのにとても適した「環境」になっているからです。
食中毒菌が増殖する条件は大きくわけて3つあります。
①食中毒菌の栄養源がある
食品そのものや食品の残りかす、調理器具などに付着した汚れは細菌の栄養源となってしまいます。
そのため、このような栄養源を長時間放置してしまうと、一瞬で食中毒菌が増殖してしまいます。
②適度な水分がある
食品中の水分を利用して食中毒菌が増殖してしまいます。
③適度な温度がある
食中毒の原因となる細菌のほとんどは、10~60℃という温度条件で増殖すると言われています。
また、最も食中毒菌の発育が進む温度条件は36℃程度と言われています。
食中毒菌が増殖する条件は上記に書いたような環境でした。
つまり、高温多湿な日本の夏は細菌にとって、とても増殖しやすい環境のため、夏場に食中毒が増加してしまうのです。
高温多湿で栄養源が好きなのは「食中毒菌」だけではありません。
みなさんの住まわれている建物の強度にも関わる問題です。
雨水など漏水によって建物の中に雨水が侵入してしまうと大切な躯体(柱や壁など)が腐食してしまいます。
柱などの木部が腐ってしまったり、鉄筋が錆びてしまったり、見えない場所でどんどん建物が劣化してしまいます。
木部が腐食すると、「木材腐朽菌(キノコ菌)」が発生してしまいます。
この「木材腐朽菌(キノコ菌)」の大好物(栄養)は木部の強度を維持するセルロース(繊維質)であるため、木部は強度を保てなくなってしまいます。
さらに木部が腐食し良い香りがすると、その香りに誘われて厄介な生物が住み着きます。
それは「シロアリ」です。
シロアリの大好物(栄養)も木部の強度を維持するセルロースであるために木部躯体(柱や壁)の強度はますます保てなくなります。
この建物を腐食させる「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」が発生するには
①空気
②温度
③木部(セルロース等 栄養源)
④水分(漏水)
が必要です。
そうなんです、食中毒菌と同じなんです。
この①~④のうち、どれがかけても「木材腐朽菌(キノコ菌)」や「シロアリ」は繁殖することができないのですが、①~③をなくすことはできません。
しかし④の「水分(漏水)」は防水工事によって防ぐことができます。
詳しくは以前「大阪北部地震から4年」の記事でもご紹介させていただきました。
下記、画像からアクセスできるので、ぜひご覧になってください。
見えないところで発生してしまう高温多湿が好きな「食中毒菌」と「シロアリ」。
どちらも大切な身体と建物に被害を与えてしまいます。
被害を出さないためにも、予防はとても大切です。
「食中毒菌」には食中毒予防の3原則で、「シロアリ」には防水工事の見直しで。
この夏は「食中毒菌」と「シロアリ」により注意して過ごしてくださいね。
モリエコではバルコニーや屋上の防水工事はもちろん、外壁塗装や、屋上清掃なども承っております。
雨漏れやシロアリの被害が出てしまう前に点検もかねて、ぜひご相談ください。