こんにちは!
モリエコ事務スタッフのことりです。
兵庫県神戸市で取り組まれている活動【KOBE PLASTIC NEXT】をご存じですか?
様々な課題のあるプラスチックリサイクルについて、神戸市が主体となって解決していこうと挑戦されている活動です。
今回はそんな神戸市の【KOBE PLASTIC NEXT】についてお話したいと思います。
プラスチックは工業製品から容器、包装資材まで地球上のあらゆる製品に使われています。
その利便性で、今や暮らしになくてはならない存在です。
しかしその反面、年々増え続ける膨大な量のプラスチックは、海ごみ問題やリサイクルの難しさなど、大きな社会問題になっています。
プラスチックを持続可能な資源にするために、わたしたちはこれから何をするべきなのか。
神戸市が主体となって、プラスチック問題の現状と課題をお伝えし、プラスチックのこれから(NEXT)を考えていこう、という活動です。
神戸市サイト→KOBE PLASTIC NEXT
活動されているプラスチックリサイクルのプロジェクトを3つご紹介します。
つめかえパックが何に生まれ変わるのか、考えたことはありますか?
私たちの生活でなくてはならない、プラスチック。
その中でもつめかえパックは、プラスチックの使用量削減に貢献した環境に配慮した製品である反面、リサイクルが難しいとされてきました。
この現状を変えるため、神戸市は意志を同じくする仲間と連携し、つめかえパックを回収・再生するプロジェクトをスタートさせました。
それは、みんなで考え、みんなで集め、つめかえパックにアイデアで価値を与える、新しいリサイクルの形です。
目標である、つめかえパックを同じつめかえパックに戻す“水平リサイクル” に向け、限りある資源を、暮らしやまちを彩る“未来につながる資源”としてつないでいきます。
神戸市サイト→つめかえパックリサイクル
神戸市は、長田区ふたば学舎内に全国初となるプラスチック資源に特化した回収ステーションを期間限定で設置しました。
リサイクルを見える化(利用目的を明確に定める)することで、地域等と一体となった一歩進んだプラスチックリサイクル「まわり続けるリサイクル」の推進を図ります。
回収ステーション内には、ペットボトル、食品用トレー、透明容器、洗剤類つめかえパック・ボトル等の品目別回収ボックスを設置するほか、プラスチック製品のリユースコーナーや、コーヒーが飲めるくつろぎスペースなど地域コミュニティの場をつくります。
回収したプラスチック資源は、同じ用途に戻す水平リサイクルや、リサイクル手法の検証を行い、ふたば学舎で活用できる製品にリサイクルし還元します。
神戸市サイト→資源回収ステーションのモデル設置
日本の使用済みペットボトル回収率は96%、リサイクル率は88%(2020年度)と言われ、単一素材でリサイクルしやすいペットボトルは「リサイクルの優等生」とも言われています。
しかし、再びペットボトルにリサイクル(ボトルtoボトルリサイクル)されるのは、そのうちの1割程度にとどまり、ほとんどが衣料品等ペットボトル以外の製品にリサイクルされているのが現状です。
そして、その多くは一度再利用された後に廃棄されていました。
プラスチック資源を有効利用するには、繰り返し再利用が可能な「ボトルtoボトルリサイクル」を推進することが重要で、近年、ペットボトルの持続可能な利用に向け、飲料メーカーや小売事業者を中心に、使用済みペットボトルを新しいペットボトルに再生するボトルto ボトルリサイクルの機運が高まっています。
神戸市の家庭から排出されるペットボトルは、缶・びんとともに収集し、「容器包装リサイクル法」に基づいて「日本容器包装リサイクル協会」に引き渡してリサイクルされていますが、何にリサイクルするかを神戸市は選べず、繊維などペットボトル以外の製品に再生されているのが現状です。
このような状況を踏まえ、限りある資源を有効活用し、プラスチックを同じ用途に再生して使い続ける「まわり続けるリサイクル」の推進のため、公募型プロポーザル方式で事業者2者を選定しました。
神戸市サイト→ボトルtoボトルリサイクル
神戸市は他にも【GO GREEN KOBE】という環境に優しい神戸をつくるための活動にも力を入れています。
変わっていく気候、海にあふれるプラスチックごみ、食品ロス問題。
いまや環境問題は地球全体の問題で
一人ひとりが環境にやさしい選択をすることが大切です。
小さなアクションでも、それが積み重なれば、
きっと大きな変化が生まれるはずです。
もっと暮らしやすく、持続可能な街をみんなでつくる。
【GO GREEN KOBE】は
環境にやさしい神戸をつくるスローガンです。
神戸市サイト→【GO GREEN KOBE】
いかがでしたでしょうか?
神戸市のプラスチックごみ問題への取り組みは、どこの市でも取り入れていけると、少しずつですが、ごみ問題への解決へと進んでいくのではないでしょうか?
なくては困るプラスチックとあっては困るプラスチック。
プラスチックを使っていく以上、ひとりひとりが、この問題にしっかりと向き合っていきたいですね。
神戸市で施工させて頂く事もあるモリエコ。
この機会に一度、社員一同で【 KOBE PLASTIC NEXT】について話してみたいと思います。