- サステナビリティ
こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
みなさん「アップサイクル」をご存じですか?
「リサイクル」は聞いたことがあるけれど「アップサイクル」との違いがわからない、という方もおられるのではないでしょうか?
アップサイクルとは「これまで捨てられていたものに付加価値をつけ新しい商品にアップグレードさせる」考え方のことです。
例えばビニールシートをバックに作り替えることもアップサイクルです。
今回はそんな「食べ物のアップサイクル」についての記事です。
アップサイクルはこれまでのリサイクルのように「原料」に戻すのではなく、元の製品として「素材」をそのまま活かす手法です。
リサイクルでは使用済みの瓶や缶、段ボールを回収して、原料に戻したり、素材に分解したりする際にエネルギーが使用されます。
しかしアップサイクルではそのままの形をなるべく生かすため、地球への負荷を抑えることができるといわれています。
またアップサイクルは単なる再利用のリユースとも違い、別の製品として生まれ変わらせることで、その寿命を長く引き伸ばすことができる可能性があります。
そのためアップサイクルはリサイクルよりもサスティナブルだとされています。
「ダウンサイクル」は元よりも価値や質が下がり、いずれはゴミとなる継続性のないリサイクルのことです。
例えば、使い古したタオルを雑巾に作り替えたり、広告の上紙を再生紙にしたりすることです。
アップサイクルは製品のアップグレードでダウンサイクルはリサイクル製品のダウングレードとも言えます。
アップサイクルの考え方を「食べ物」の世界にも取り入れ、フードロスを減らす取り組みも広がっています。
の「OisiX」では「フードロス解決型の食ブランド」として「Upcycle by OisiX」の活動が2021年8月から始まっています。
従来、見栄えや食感の悪さなどから捨てられていた食材を、おいしく、素材の新たな一面を発見できる商品へと生まれ変わらせています。
今回は「Upcycle by OisiX」の注目商品を2つご紹介します。
下記の画像からHPにアクセスできるので、ぜひ覗いてみてください。
野菜加工を行うグリーンリーフ(株)では最大で月1.5トンのブロッコリーの茎が未使用の状態でしたが、アップサイクル食品としてチップスに加工することで、この茎もまるごと味わえるようになりました。
1袋でブロッコリー約300g分のフードロスを削減し、商品にアップサイクルされる計算だそうです。
大根の皮もブロッコリーの茎を同様に、野菜加工を行うグリーンリーフ(株)では、漬物加工などで最大で月4トンの大根の皮が未使用の状態でしたが、アップサイクル食品としてチップスに加工することで、この皮もまるごと味わえるようになりました。
1袋で大根約170g分のフードロスを削減が実現したそうです。
世界中で捨てられる食糧は年間約13億トン。
見栄えや食感の悪さなどから捨てられていた食材をアップサイクルすることで新たな食材に生まれ変わります。
「野菜のこの部分ってどんな味?」
「捨てられる食材だけど、なんだか美味しそう」
そんなちょっとしたきっかけがフードロスのない世界に繋がっていくと嬉しいですね。
今回はOisiXさんの商品をご紹介しましたが、また他の会社さんの商品も調べてみたいと思います。