- サステナビリティ
こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。
17の目標、今回は4回目、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」についてです。
「質の高い教育をみんなに」とは、誰もが学べる環境をつくることが目的とされています。
具体的には、誰もが平等に質の高い教育を受けることのできる環境をつくったり、子どもも大人もいつでも学ぶことができるなどが考えられます。
誰もが学べる環境をつくるためには?
今回は目標4「質の高い教育をみんなに」について
①SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」に関しての現状
②建設業として取り組めること
③モリエコが取り組んでいること、取り組めること
の3点について書いていきたいと思います。
発展途上国や難民の子どもたちが学校がなかったり、小さい頃から労働を強要されたり、紛争などで、教育を受けることができていないといった情報は、テレビやポスターでも目にする機会がありますね。
日本では義務教育が9年間あり、高校や大学に進学する人も多く、また自宅で手軽に通信教育講座などを受けることができます。
少し身近に感じにくい目標のように感じますが、そのような教育難民に対するものだけではなく、男女の区別なく安価で質の高い技術教育や職業教育なども目標に含まれています。
日本では、小学校・中学校の9年間が義務教育です。
その後の高等学校の進学率も98.8%と、とても高い水準です。(文部科学省調べ)
すべての子どもたちが教育を受ける権利を持っています。
しかし「質の高い教育」という視点で考えると、様々な課題があります。
・不登校生徒の増加
・子どもの学力の低下
・学校におけるインターネット環境の整備などの教育の情報化の遅れ
などが近年、問題になっています。
学校が近くになかったり、先生がいなかったりを理由に、世界には教育を十分に受けることのできない子どもたちが約5,900万人いるといわれています。
そして小さい頃から労働を強要されたり、紛争などが原因で学校に行けない子どもたちが約1億2,000万人もいます。
また、教育を受けられないということは、大人になった時の収入にも影響します。
収入を得るために必要な知識、技術、能力を身に着けることができなければ、安定した収入を得られる仕事に就くことができない可能性が高くなります。
貧しい暮らしをしている子どもにとっては、教育を受けることが、その貧しさから抜け出し、安定した収入のある仕事に就く機会に繋がります。
世界では男の子に比べて女の子は教育を受けられる機会が少ないという問題があります。
これまでの取り組みで、小学校などの初等教育では、少しずつ男女が平等に教育を受けられるようになってきました。
しかしその上の中学校、高等学校、大学となると、まだまだ男の子のほうが多くなっています。
また男女という性別の違いだけでなく、経済力の差や障がい者、少数民族というような社会的に立場が弱い人も、平等に教育が受けられる社会を目指すことが大切です。
世界では15歳以上で字の読み書きができない人は約7億7,300万人いるといわれています。
読み書きができないと、契約書などの文章が理解できずに家を借りて後でトラブルに巻き込まれてしまったり、就職するときに不利な条件になってしまったりするなど、多くの問題があります。
ときには薬の名前を読めずに危険な薬を飲んでしまう可能性や、「地雷注意」などの危険を知らせる看板がわからない可能性など、世界には字が読めないことで命を落とす人がいる事実があります。
このような文字の読み書き、計算といった基礎的な教育を受けることが大切ですが、その質の高さも考えていかないといけません。
発展途上国には学校の設備が整っていない、教科書がない、先生が十分にいないなどの問題を抱えている国もあります。
学ぶ環境を整えることも、質の高い教育を実現するのに大切な条件です。
では建設業として取り組めることは何があるでしょうか。
建物を建てる、修繕する、物を作るなどの知識を深めるのも教育のひとつだと思います。
そこで私が考えた「建設業として取り組めること」は以下です。
・新入社員を中心とした技術教育
・近隣への子どもたちへの大工教室
モリエコでは従業員(もちろんパート職員も)が様々な資格取得やセミナーの参加など、積極的に行っています。
近年では「職長・安全衛生責任者教育」や「石綿(アスベスト)取扱作業従事者特別教育」「有機溶剤業務従事者」の資格を取得しました。
また「年末調整実務」や「総務・経理の日常業務入門」などのセミナーにも事務員は参加しています。
直近では「フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)」の特別教育にも出席する予定をしています。
このようによりよく働けるようモリエコでは積極的に学ぶ機会を取り入れています。
教育は私たちの未来のためにとても大切です。
現代は学校の教室で学ぶだけでなくインターネットにアクセスすることで、様々な世界や知識に触れることができます。
しかしこのようなインターネット環境がそろっているかどうかも、教育を受ける機会の差を生んでしまうため、教育の格差がさらに広がってしまうことも考えていかないといけません。
直接的にできることは少ないかもしれませんが、本やインターネットなどで世界や日本の教育の現状を知ったり、教育支援の活動をする団体に募金をするなど、私たちができることに少しずつ貢献できればと思いました。