• コラム

2022年 住みたい行政区ランキング 〜近畿圏〜

こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。

みなさんが今お住まいの地域は、どのように選ばれましたか?
私は結婚を機に大阪に引っ越してきたのですが、今の賃貸を選んだ決め手は夫の通勤距離と私の実家への交通の利便性でした。
他にもスーパーが近いことや、遊具のある明るい雰囲気の公園が多いこと、小児科・アレルギー外来などの個人病院や大きな総合病院が近いことなども良いなと思った理由です。

サイトなどで物件を探す際、市区町村から探される方も多いと思うのですが、実際どこの市区町村が多いのでしょうか?
多く検索されている所はきっと人気の市区町村なはずということで

今回はLIFULL HOME'Sに2021年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている行政区"のランキング結果をご紹介します。

「買って住みたい行政区」ランキング

「買って住みたい行政区」ランキングは、売買物件が登録されている152行政区・自治体を対象として集計されています。

1位は前回2位だった大阪市中央区でした。

大阪市だけでなく近畿圏全域の行財政の中心エリアであり、物件価格が相応に高額であっても高いニーズを維持しています。

次いで前回1位の吹田市が2位、3位は前回4位の西宮市でした。

千里ニュータウンのある2位の吹田市には、南北に北大阪急行と阪急千里線があり、大阪市中心部へのアクセスがとても便利で北摂エリアの中心地としても機能しています。

3位の西宮市も阪神間の人気住宅地であり、2019年に1位を獲得して以降、2位→4位→3位と近畿圏屈指の人気住宅地としての地位を維持しています。

4位は大阪市北区(前回8位)、5位は東大阪市(同7位)と大阪市中心部のエリアが順位を上げました。コロナ禍にあっても利便性の高い大阪市中心部とその周辺に買って住みたいというニーズが集まっているようです。

ほか上位は、大阪のベッドタウンとして機能する枚方市が6位、阪神間の尼崎市が7位、買って住みたい街でも4位に登場した姫路市が8位、9位に豊中市、10位は神戸市中央区と人気の街を擁する行政区・自治体が並んでいます。

「借りて住みたい行政区」ランキング

近畿圏「借りて住みたい行政区」ランキングは、賃貸物件が登録されている154行政区・自治体を対象として集計されています。

今回は2年連続で尼崎市が1位、東大阪市が2位となりました。

3位は前回5位の姫路市となり、ベスト3の顔ぶれに大きな変化はありませんでした。

4位も2年連続で西宮市、5位は前回6位の大阪市中央区が1つ順位を上げています。

6位は吹田市(前回9位)、7位は大阪市北区(同3位)、8位は大阪市淀川区(同7位)、9位は豊中市(同10位)、10位は大阪市東淀川区(同8位)とベスト10の顔ぶれは順位が異なるだけで2020年以降まったく同じでした。

この結果はは賃貸をされる方のイメージするエリアが決まってきているのかなと感じました。

1位の尼崎市は阪神間に位置し、大阪市淀川区および西淀川区などと隣接していて、長い期間、、大阪市のベッドタウンとして機能しています。

また地場産業に従事している賃貸ユーザーが数多く居住しており、通勤でも地場でも居住ニーズの高さは近畿圏有数です。

また、近年では尼崎駅の北側エリアで大規模な再開発が継続している為、将来の発展にも期待が持てるエリアかなと思います。

2位の東大阪市は大阪市を挟んで尼崎市とは反対側に位置しており、大阪市に隣接する“衛星都市”が1位と2位を占める結果となりました。

尼崎と並んでものづくりの街としても知られていて、多様な居住ニーズを得て人気を維持しています。

またベスト10の顔ぶれは、姫路市を除くと、大阪市とエリアが連続する周辺自治体で構成されていて、近畿圏での賃貸ユーザーの居住ニーズは、行政区単位では大阪市北部と北摂エリアに集中しています。

大阪市内の行政区では5位の中央区を筆頭に、7位北区、8位淀川区、10位東淀川区、12位西区、14位浪速区、23位生野区、27位住吉区、28位城東区、29位都島区とベスト30に10の行政区がランクインしました。

京都市の行政区では13位に伏見区(前回12位)、15位に左京区(同13位)、18位に中京区(同19位)などがランクインし、19位に右京区、21位に下京区、25位に上京区が続いています。「買って住みたい」では上位進出がない京都市ですが、「借りて住みたい」では根強い人気があります。

首都圏と近畿圏の人気の行政区の違いって?

賃貸ニーズの意向・要望が郊外化している首都圏とは対照的に、コロナ禍にあっても大阪市内での賃貸ニーズは増加しています。

首都圏では東京都心から周辺3県へと賃貸ニーズが拡散する動きがあるのに対して、近畿圏では大阪市とその周辺エリアに集中する状況に変化がありませんでした。

これはテレワークの定着率や企業の規模および業種・職種の違い、都市圏としての大きさの違いなどに起因していて加えて都市圏中心部と郊外での賃料水準の格差が近畿圏では比較的小さく(1.3~1.5倍程度)、首都圏では大きい(2倍強)というのも要因の一つかなと思いました。

新しい住まいを探す際に!

嬉しいことに、モリエコのある東大阪市は「買って住みたい」も「借りて住みたい」にもBest10にランクインすることができました!

みなさんに人気の土地だからこそ、少しでも長い間、心地よく生活していただけるよう、「防水工事」「塗装工事」「外壁改修工事」など、より一層、建物を守るお手伝いができたらと思っています。

みなさんもぜひ、お引越しの際やお住まいの地域のランキングなど、チェックしてみてください。

2022年LIFULL HOME'S 住みたい行政区ランキング