- コラム
こんにちは!
モリエコ事務スタッフのことりです。
みなさん【入隅(いりずみ)と出隅(でずみ)】ってご存じですか?
建築用語なのですが、実はどの建物にもある部分なんです。
今回は【入隅(いりずみ)と出隅(でずみ)】についてお話したいと思います。
「入隅(いりずみ)」とは、壁と壁が出会うへこんでいる角のことです。
壁紙(外壁材)と壁紙(外壁材)の継ぎ目の部分や壁紙(外壁材)の貼り分けをする部分です。
外壁材の場合は外壁材の切れ目を綺麗に納めることができるため、色の貼り分けがしやすい部分です。
「出隅(でずみ)」とは、壁と壁が出会う出っ張った角のことです。
「出隅(でずみ)」は「入隅(いりずみ)」よりも出っ張っているため、人や物がぶつかりやすい場所です。
お部屋の中の「出隅(でずみ)」にはコーナーガードをつけて丸みを出しているハウスメーカーさんや工務店さんもあります。
外壁材の場合、壁紙のように丸みを持たせて貼り付けることはできません。
外壁材は面の端で材料をカットした際に小口といって材料の断面が見えてしまいます。
そのため断面を隠すために「役物(やくもの)」と呼ばれる角専門の部材が必要になります。
「出隅(でずみ)」で外壁材の色を貼り分けるとなると、どちらかの外壁には役物の色がつくことになってしまうため、この役物の素材・色味・柄がとても大切になってきます。
実は【入隅(いりずみ)と出隅(でずみ)】の数は建築費用に大きく関係があります。
①外壁の面積が増えるので外壁材の費用が増える
②角が多いということはそれだけ平面の部分が少なくなり施工手間がかかる
というのが大きな理由です。
【入隅(いりずみ)と出隅(でずみ)】は建物の揺れや振動などによって少しずつ隙間が開いてしまいます。
その隙間から雨水が入ってしまい、雨漏れに繋がってしまうことも……
そのため防水工事をする際もより一層丁寧に施工を行う箇所になります。
また、大きな被害が出てしまう前に定期的なメンテナンスが大切です。
いかがでしたでしょうか?
あまり聞きなじみのない【入隅(いりずみ)と出隅(でずみ)】というふたつの言葉ですが、建物にとってとても大切な場所です。
お部屋の中、外壁のどちらも一度、どのような状態か確認されてはいかがでしょうか。
モリエコは防水工事をはじめ、外壁塗装や屋上清掃、内装工事など建物のメンテナンスや点検を行っています。
どんなお困りごともお気軽にご相談ください。