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モリエコ✖︎SDGs 目標1「貧困をなくそう」

こんにちは!
モリエコ事務スタッフ、ことりです。

前回、ざっくりとSDGsとは何か、17の目標について書かせていただきました。
SDGsは建設業界としても無視できない目標もあり、モリエコでもSDGsに取り組んでいこうと社員全員で話し合いを行い、具体的に何ができるのかと意見を出し合っています。

そこで今回から目標1〜17までひとつずつ
①SDGsに掲げられている17の目標に関してのそれぞれの現状
②建設業として取り組めること
③モリエコが取り組んでいること、取り組めること
の3点について書いていきたいと思います。

今回は目標1の「貧困をなくそう」についての記事です。

SDGs目標1「貧困をなくそう」に関しての現状

SDGs1つ目の目標「貧困をなくそう」について掘り下げていきます。

まずSDGsが定義する「貧困」とは

世界銀行で定められた国際貧困ライン、1日1.9ドル未満で生活している人のことです。

(日本円で約218円)

実は、世界の貧困総人口は●億人

世界で7億960万人が貧困の中で暮らしています。

そのうち約半数が子どもで、3億5600万人にのぼります。

また男性より女性の貧困率の方が高く、男性100人あたり女性122人が貧困の中で暮らしています。

この数字は世界の人口のおよそ10%にあたり、10人に1人が貧困(1日約218円未満で生活)という事になります。

貧困は発展途上国だけの問題ではない?

貧困は発展途上国、後進国だけの問題に思われることが多いですが、実際は先進国でも3000万人もの子どもたちが今も貧困の中、暮らしています。

 

しかし近年では貧困率は1990年の36%から2015年には10%に減っています。

世界的にみると7億960万人とまだまだ多く、目標達成には程遠いように感じますが、この25年で減らせたように、今後も少しずつ貧困をなくせるようにモリエコでも取り組めることを考えてみました。

建設業として取り組めること

それでは、ここからは「貧困」をテーマに様々な観点から、建設業として取り組めることを考えていきます。

所得格差

日本では少子高齢化の影響や、非正規雇用、フリーターなどの雇用問題によって所得格差が問題になっています。

低所得層においては、高所得層に比べ教育等にかけられる費用が少なく、満足な教育が受けられずに貧困のスパイラルに陥るケースも少なくありません。

 

そこで私が考えた「建設業として取り組めること」は以下です。

・働き続けられる安定した雇用を保障する

・適切な人事評価と適正な賃金の支払い

・雇用形態や性別、年齢などによる賃金差別、格差をなくす

安心して暮らすことができる生活環境の保持

私たちはごくごく当たり前のように暮らしていますが、

・暑さ寒さや雨風を防ぐ屋根と壁があること

・防犯面の心配なく眠ることができること

というのは世界の貧困状態からみると、とても恵まれた環境です。

しかしその生活環境を持続するため「建物を建てる、直す」には、多額のお金が必要です。

 

そこで私が考えた「建設業として取り組めること」は以下です。

・天災や防災に強い、安全に特化した建物を適正な金額で建てる

・定期的に点検、補修を適正な金額で提供する

モリエコが取り組んでいること、取り組めること

◆モリエコでは現在、正社員、パートなど雇用形態に関わらず全員が年3回面談を行っています。

面談内容は人事評価や仕事内容での対応など、より働き続けやすい環境にするため、様々な話をしています。

 

◆毎年のように大きな被害の出ている自然災害。

モリエコでは外壁やバルコニーなどの建物の防水の点検、補修を行っています。

雨漏りなど被害が大きくなるとその分費用も重なってしまいます。

その為、モリエコでは点検、見積もりを無償で行っています。

また以前、施工をさせていただいたお客さまに

「施工箇所や他の箇所でも、建物のことでお困りのことはありませんか?」と

点検のお知らせハガキをお送りさせていただき、被害が出る前に建物を守れるよう取り組んでいます。

モリエコ✖︎「貧困をなくそう」

一口に貧困と言ってもとても難しく、「建設業だからこそできること」

と言われると途方もなく感じてしまいます。

ですが、

不平等が広がれば経済成長に悪影響 →  社会的一体性が損なわれる

→  政治や社会の緊張が高まる → 情勢不安や紛争の原因にもなってしまう

ということも考えられます。

 

世界の貧困問題をモリエコが解決しよう!というのは難しいかもしれませんが、

貧困問題を身近に考えることで貧困問題の解決に繋がる取り組みをしていけるのではと思います。